=配線チューンナップ=

楽器の配線に使用されているリード線やハンダはコスト削減のためかあまりグレードの高いものは使用されておらず、
特に量産されているものに多く使用されていることが多いです。
今までの経験からグレードの低いリード線は、

 ・高域がカットされたようで音抜けが悪い
 ・音量も下がってしまっている

という印象を受けました。
そこで配線材を交換することで解消できないかと考えたのがこの「配線チューンナップ」です。
この改造により高域がよみがえり、音抜け(特にコード弾きでの響き)が向上します。
エフェクターの「のり」も良くなり、エフェクターを使わずアンプ直結では特に効果があらわれました。
最近ではこの改造がポピュラーになりつつあり、さまざまな配線材やハンダが楽器店でも置かれるようになりましたが、
当店では「BELDEN」のリード線と「KESTER」のハンダを選定しました。

「BELDEN」
  最先端の技術を駆使して製造され、世界で最も厳しいといわれる米国軍用規格
  「MIL-SPEC」をクリアした極めて高い信頼性と高品質を実現した製品です。
  芯線はすずめっきされた銅線により電気信号の伝達が良く、
  オーディオの世界では大変有名です。

「KESTER 44」
 オーディオの世界では定評となっているUSA製の高級ハンダ。
 音のレンジが広くなり、劣化しがちな高域成分を余すこと無く伝えてくれます。

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